• テキストサイズ

酸化した世界で君と詠う

第19章 領域


それから2年くらいか経って、陽香さんは急に居なくなった
そして電話でお父さんから陽香さんは家政婦を辞めたことを聞かされた





「もう明日からは陽香は来ない」






「え、何でですかお父さん、いきなりそんなことを言われましても……」





「来れないと本人から連絡があったんだ、受け入れろ」





「だって私!御礼なんて何も……」





「黙れ!!!大人の事情を知らねぇガキが出しゃばるな、お前は言われた結果を受け入れたらいいんだ、判ったなら返事しろ!!」




「……はい……」





あの頃の私はまた陽香さんに会えるって信じてた
でも、その希望は日に日に崩れていった







/ 263ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp