第18章 白鯨にて
「お主が無理無理言っておったところを見つけたのじゃ」
「……この程度のことで何故恥ずかしがる必要があるのじゃ?妾には判らぬ」
「千年生きてた鳥にはわからないでしょね!!」
琴華はキレ気味に答えた
「お主、もしかして太宰坊と結ばれてアレを望んでおるのか?」
「アレって?」
「✕✕」
「✕✕?」
「はぁ、伝わらぬか……今風に言えば、✕✕✕✕》
その場の空気が凍った
「NO!NO!それはNGワード!!!NGワードだから!!」
「本当に処女じゃな」
「口を動かしてないで手を動かしてよ!!」
「ほれ、ここからマシじゃ、全部読んだほうがいいと思うのじゃが……」
「それを早く言ぇーーい!!」
「全部読む気だから安心して!」
「妾は帰る、1つ言っておくのじゃ、ここでは警戒を怠るな」
「わかってるよ、忠告ありがとう」
紅は消え、琴華はまた本を読む