第8章 狂いそうになる✴︎威土冬也
明結『………っ!ちょ!!何して!』
冬「ん?傷にキスしてる……ん。…痛かったら言って?」
明結『キ、キキキス⁉︎』
手首からゆっくりと上に向かって一つづつ丁寧にキスをしていく
べつに、キスをすれば傷が塞がる!とかじゃないから痛いかもしれない
でも……僕も何かしてあげたい……
冬「……右腕終わり。次、左腕……」
明結『…ひ、だりも…するの?』
冬「もちろん。……するよ」
真っ赤になった顔で首を傾げる明結
恥ずかしさで目が潤んできている
あー、やっぱり僕が出させる明結の涙は綺麗だな……
チュッ
明結『ふわぁ!!え!え!なんで目に……』
冬「明結の涙、飲みたくなったから…」
明結『……今日の冬也、、なんか、、エロい……』
エロい?
そうかな?
冬「僕は普通だよ?」
明結『普通じゃなっ!!』
明結が喋る前に僕はキスの続きをしていた
まだ、血が滲んでいるところもあったから口の中が鉄の味がする
腕、足、首と傷跡にキスをしていって何時間過ぎたんだろ?
全部の傷にキスした後は明結とたくさん唇を重ねあった