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1人の姫と4人の王子✴︎。✴︎番外編✴︎。✴︎

第2章 君という太陽✴︎寺本俊


ざぁーーーー


俊「うわっ!雨⁉︎」


いきなりどしゃ降りの雨が降ってきた。

体に当たって痛い。

俊「てか、明結さん遅すぎだろ⁉︎もう、20分ぐらいたつんだけど!」


もしかしたら、雨が降ってきて何処かで雨宿りしてるのかもしれない。

………電話しよう。


ピッ、プルルルルルプルルルルル


ピーーーピーーーピーーー


え、嘘だろ?

さっき明結さんが居たあたりから明結さんの携帯の着信音が聞こえる。


ギギギギッと音がしそうなくらいゆっくりとそちらを向くと


…………あった。

そこにはやっぱり明結さんの携帯が。

そこから、俺の考えはマイナス思考へと変わった。


もしかして、帰って来るのが遅いのは誰かに襲われてるからとか⁉︎

または、変な事件に巻き込まれてるとか⁉︎


俊「っ‼︎」

そう思うと居ても立ってもいられなくなり、俺は走り出した。



俊「待っててください!明結さん!!」


ーーーーーーーーーーーーー


俊「はぁ……はぁ……はぁ…明結さ……どこ…」


俺は今草の上を走ってる。


雨で濡れた服が体中にひっついて気持ち悪い


でも、今はそれよりも




俊「……明結さん」


ある所で今まで一本道だったのが二つの道に別れた。

どっちに明結さんはいる?


一つは明るい道

もう一つは暗い道


明結さんならどっちを選ぶ?

明るい道?

いや、暗い道だ!

走って走ってると小さな洞窟が目に入った。

キラッとその洞窟の奥が光る

その光は炎のような光でもなく、懐中電灯のような光でもなかった。

もっと、明るい感じの…


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