第2章 君という太陽✴︎寺本俊
俊「めっちゃ可愛いですよ!」
明結『本当?ありがと犬君!』ニコッ
俊「っ!」
可愛い、可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
もー!可愛いすぎでしょ⁉︎
明結『ふふん。次はなに食べよっかな〜』
俊「まだ、食べるんですか……?」
明結『甘いものは別腹だよ犬君』
”フフッ”って笑ってまた、屋台にに駆け出そうとする明結さんの手を強く引っ張る
明結『どーしたの?犬君?』
俊「ちょっと俺の行きたいとこついてきてくれませんか?てか、ついてきて」
明結『め、命令なのですか?』
俊「はい、そーですよ〜」
今日は明結さんのいろんな顔を見てみたい。って、急に思ったのでまずは怖がる顔を……
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明結『お、お化け屋敷?』
俊「そ、行きましょ〜」
明結さんを引っ張って連れてきたのはお化け屋敷。
ここなら、怖がる顔を見れるでしょ?
明結『絶対に嫌‼︎‼︎』
俊「反対意見は聞きません。」
明結『やーーーーーーーー!!!』
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ひゅぅ〜〜〜〜
ドロドロ〜
明結『犬君、怖いんだけど。めっちゃ怖いんだけど。』
俊「あー、大丈夫ですよ。」
思ったよりも怖がってる明結さんにちょっと罪悪感を感じたけど、こんなに恐がる明結さんは初めて見た。
おまけに、俺にひっついてるから年下を相手にしてるみたい
ここで、ちょっと意地悪をしてみることにした。
何と無くしたくなったから……
俊「明結さん〜暑いんで離れてくださーい」
明結『ふぇ⁉︎な、やだ‼︎』
”ふぇ”って、”ふぇ”って何⁉︎
吹き出しそうになるのを堪えてへいぜんとした顔を続ける
俊「んー、でも暑いんですよ〜」
明結『う〜……な、なんでも……言うこと……き、…く、…から』
へぇー、そんなに怖いんだ。
プライドが高いはずの明結さんが俺にそんなこと言うなんて。