• テキストサイズ

1人の姫と4人の王子✴︎。✴︎番外編✴︎。✴︎

第2章 君という太陽✴︎寺本俊



それは、今日の夕方5時頃に遡る……

ーーーーーーーーーーーーーーーー

俊「明結さ〜ん!めっちゃ可愛いじゃないっすか‼︎」

明結『あー、ありがと……てか、めっちゃ恥ずかしいんだけど⁉︎』

今日は明結さんと一緒に夏祭りに来ている

長めの髪を上であげ首元がよくみえ、紫色の浴衣が明結さんの色気をあげる。


もー!可愛すぎて目が痛くなってくる‼︎‼︎


あっ、ひとついっとくけど…明結さんは俺のか・の・じょ、何だ〜♡


明結『犬君。りんご飴!りんご飴食べよ!』

俊「うん!食べましょう!」

明結さんが俺を”犬君”って呼ぶように俺も変に敬語が抜けないとこがある


キラッ

俊「ん?」

明結さんがりんご飴を買いにいってる間、俺は近くのアクセサリー屋さんでキラッと光る髪飾りを見つけた。

これ、明結さんに似合いそう…

薄いピンクの薔薇に水色のビーズが横から二本の線になって垂れている

かわいい。


俊「すいません。これ、ください」

主人「お、まいどあり」


慣れたてつきで髪飾りを袋に入れていく

明結さん、驚くかな?

喜びすぎて泣くかも……それは無いか。


主人「はいよ!280円」

俊「あ。ありがとごさいます」

明結さんのおかげで敬語が上手くなった気がするのは俺だけかな?


明結『おーい!犬く〜ん!何してるの?』

俊「明結さん、はいどーぞ」

明結『え?これなに?出していい感じなのかな?』


片手にりんご飴を二つ持ち片手に俺があげた袋。

その状態で出そうとするのはすごいな……


俊「俺がつけてあげますよ」

明結『え?何?髪飾りとか?』

俊「せーかいでーす」

薔薇の髪飾りを俺より少し背の低い明結さんの頭につける。

うん、やっぱり似合ってる。


/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp