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ハイキュー 裏短編集 【R18】

第3章 烏養繋心 秘密の恋人


繋心side


『歳は関係ありませんっ‥だめ‥ですか?』



「うっ‥そんな目でみてもダメだぞ‥だから俺はやめとけって」


落ちたタバコを拾い上げて戻ろうとすると突然後ろからギュッと抱きつかれる


『困らせてごめんなさいっ‥頑張って諦めますから‥最後にギューってさせてくださいっ』


背中に感じる熱い熱と白鷺の柔らかさに鼓動が早くなる



暫く俺の腰に抱きついた後ぺこっと頭を下げる

『ありがとうございましたっ‥気持ち伝えたくなっちゃって‥こんなことしてごめんなさいっ‥』


それだけ伝えるとパタパタと出て行ってしまった


「アイツ‥手震えてたな」


勇気出して告白してくれたのかと思うと胸が締め付けられる

本当は俺だって‥



さっき咥えたばかりのタバコを捨てて
気持ちを落ち着かせる為にまた新しいタバコに火をつける‥

俺‥動揺してんな
相手は高校生だってのに‥

本当は初めて見た時からずっと気になってた
でも絶対好きになったらダメな相手だって分かってるから必死に考えないようにしてたってのに

そんな相手に告白されて、抱きつかれて
俺の心臓は馬鹿みたいにドキドキと高鳴っている



「くそっ‥好きになったらダメだろっ‥』


その日は酒を浴びる程飲んで白鷺の事を忘れられるようにグダグダになって寝た



翌日

今日もコーチをする為に烏野高校へと向かう

どんな顔して会えばいーんだ‥?


ポケットに手を突っ込みながら歩いていると体育館裏から声が聞こえてくる


「もし付き合ってる奴とかいなかったら‥俺と付き合ってくんない?」


はいはい、青春してんね〜


足早に通り過ぎようとすると聞き慣れた可愛い声が聞こえてくる


『ご‥ごめんなさいっ!付き合ってる人はいないんですけど‥好きな人がいます‥昨日振られちゃったけど‥』


白鷺か?!

慌てて木の影に隠れて様子を伺う


「えっ?!白鷺さんを振るやつとかいんの?!信じらんねーっ!てか振られたんならさ‥忘れさせてあげれるように俺頑張るからっ‥!!」

『すみませんっ‥そろそろ部活行かないとっ‥』


「待ってよ!!俺ずっと白鷺さんの事好きで‥そんな簡単に諦められねーよっ!」

『ー‥っ!』

ガッとそいつに肩を掴まれる姿をみて体が勝手に動いていた
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