第2章 宮侑.治 2人だけの彼女
侑side
「ツム‥はよ着替えな花澄の事やからすぐ口説かれてまうで」
「そんなん分かっとう!サムこそはよ着替えろや!」
2人で急いで着替えて外に出るけど二人組の女子に出たところで絡まれる
「もしかして宮ツインズですよね?!めっちゃファンなんです!!」
「2人で来てるんですか?!もし良かったら私達と‥」
早く花澄んとこに行きたいのに‥
少し離れたところでキョロキョロしとる姿が見える
「彼女と来とるんで‥どいてもらっていいですか?」
サムが苛立ちを隠さんまま言う
「え〜っ‥残念っ!」
「もうええからはよどいて」
花澄に男達が集まってきたのが見えて苛立ちがピークに達する
ベージュ色をした柔らかい髪の毛はいつもより高めの位置で一つにくくられとって
ぶっかぶかの俺のジャージがお尻をすっぽり隠しとるから何も着てないみたいで逆にエロい
ジャージからみえる太腿は柔らかそうで‥真っ白で‥
やば‥水着やのに反応してまいそうやわ!
群がる男共から花澄を引っ張り出して波がくるプールへ向かう
赤ちゃんみたいな子らと混ざって一番浅いところでパシャパシャと水を掛け合って遊ぶ
そんな花澄を周りの奴らも
通りすがりの奴らも振り返ってみとる
『ねぇっ‥私もプール入りたいっ‥暑いし‥これ脱ぎたい‥ダメ?』
顔を少し赤くさせて聞いてくる
可愛い‥けど‥身体中キスマーク付いてんねんけどな
ちらりとサムの方をみると小声で俺に話しかけてくる
「ええんちゃうか‥?さっきからずっと花澄ちゃんの事しつこく見てくる奴らもこれ見たら諦めつくんとちゃうか?」
「せやな‥!花澄!脱いでええで!」
『やった〜!プールはいれるっ!』
嬉しそうにジャージを脱いでプールサイドに置きに行くと周りが息を呑む
透き通る白い肌に無数に残る独占欲の赤い痕
走るたびに揺れる大きな胸
「なにあの巨乳美少女‥」
「芸能人レベルやろ‥でも‥キスマークやばっ?!どんだけ独占欲強い彼氏やねん‥」
周りがざわつきだす
「俺らの彼女めっちゃ注目の的やな?」
「せやな‥他の男にあんな可愛い姿みせよって‥帰ったら抱き潰す」
覚悟しときや‥
嫌になる程思い知らせたるから‥俺らのモンやって
fin