第24章 菅原孝支 初恋
菅原side
奥を突く度に吸い付くように絡みついてくるナカは熱くて溶けそうなくらいきめちゃくちゃ気持ちが良くて
俺もそろそろ限界を迎えそうだった
身体をびくびくと揺らしながら先に限界を迎えそうな花澄ちゃんがギュッとしがみついてくる
下着も何も身につけていない肌はすべすべで
むっちりとした大きな胸が密着してめちゃくちゃ気持ちがいい
気持ち良すぎて
幸せすぎて
奥がダメという花澄ちゃんの奥を何度か突き上げるとキュっとナカが俺を締め付けて
同時に限界を迎えた俺を
慌ててナカから引き抜くと太腿に飛び散る白い欲
途端にくたりと力の抜けた身体
優しく頭を撫でるとぐったりとベッドに寝転んだまま目を閉じた
『はぁっ‥はぁっ‥はぁっ‥』
なかなか整わない呼吸
無理させたんだろうなと申し訳なくなって横に寝転んでその身体を腕の中に抱きしめる
「無理させてごめんな‥」
もう聞いてないかと思って小さく呟くと閉じられていた瞳がゆっくりと開いた
『すがわらさん‥だいすき‥』
そう言うとふにゃりと開かれた目が細くなって微笑んで
今度こそしっかりと目を閉じた
それと同時にすーすーと聞こえてくる寝息
「ぷはっ‥かわい‥」
子供みたいに電池切れを起こした花澄ちゃんが可愛くて思わず吹き出した
つい先日まではただのマネージャーと選手だったのに
つーかつい数時間前までは、か
すやすやと腕の中で眠るこの夢見たいな状況に幸せがまた込み上げてくる
「俺の‥彼女」
自分で言ってても信じられない
「頑張ってきてよかった‥諦めないでよかった‥」
影山が入ってきた時
自分が情けなくなったり色んな気持ちに感情が揺さぶられたりした
そんな時も支えてくれた花澄ちゃんの存在が俺にはめちゃくちゃ大きかった
バレーも
恋愛も
諦めずにいて良かった
幼馴染イケメンの大地とか
あんなイケメン天才セッターに叶うわけないじゃんとか
思ってたけど
花澄ちゃんは俺を選んでくれた
叶わないと思っていた初恋が実って顔が緩む
腕の中の温もりをしっかりと感じながら