第20章 月島蛍 この腕の中に閉じ込めて
月島side
強く突くと壊れてしまいそうなほど
薄くてくびれた腰をがっちりと掴んで
僕が吐き出した白い欲を花澄の一番奥に注ぎ込む
『んんっ‥‥はぁ‥はぁ‥は‥っ』
「ホッとしてるとこ悪いけど‥まだ終わらないからね?」
『ぇっ‥ぁぅ‥っ‥まだ‥っ‥』
腰を動かす度にぐぷぐぷと音がなって愛液と混ざり合った白濁した欲が溢れ出す
「また改めて‥っ‥言うけどさ‥」
『ぁっ‥!!うごいちゃ‥だ‥めっ‥なのにぃ‥っ』
「僕と‥結婚してよ‥っ」
『〜っ!!』
びくびくと痙攣する身体にさらに僕の欲を注ぎ込んでキスをする
「もうずっと我慢してきたからいいよね‥?」
高校生の頃から
すぐにでも結婚したいとかガキみたいな事考えるくらいにはどうしようもないくらい惚れてた
それでもそんなんじゃ大事な花澄を守り抜けない
努力して
努力して
死ぬほど練習して
やっとプロになれた
ようやく試合にも出させてもらえるようになって
実力も実績もついた
「‥バカみたいに花澄に近づいて来る男たちにやっと花澄は僕のもんだっていえる」
『け‥い‥っ』
絶え間なくキスを繰り返して
抑えがきかなくなった僕の雄を最奥まで捩じ込んで
次から次に溢れる白濁した欲を全て注ぎ込むように密着する
僕を必死に受け入れる花澄
愛しくて堪らない
「僕と‥結婚してくれる?」
『っ‥も‥もちろん‥っ‥おねがい‥します‥っ』
昔から変わらないふわりとした花のような笑顔に心臓がとくりと跳ねて
奥深くまで繋がりあったまま
ギュッと強く抱き締める
「もう絶対に離さないから‥」
『うんっ‥わたしも‥っ』
手がそっと伸びてきて僕の背中をギュッと抱き締める
「やっと‥手に入れた気がする‥」
『わたしは‥ずっと蛍のものだよ‥?』
「それでも‥ずっと心配だったから‥」
『蛍がおじいちゃんになっても‥ずっと一緒‥』
さっきまであんなに僕に泣かされてたのに
僕を安心させるようにギュッと抱きしめる