第20章 月島蛍 この腕の中に閉じ込めて
「気付けばお酒まで飲まされて‥はぁっ‥お持ち帰りされそうになってるしっ‥」
真っ直ぐに見つめられる熱のこもった瞳
そのまま唇を重ね合わせて
貪るように何度も舌を絡め取られる
蛍の少し乱れた吐息からは
甘いお酒の香りがする
それだけでもさらに酔ってしまいそう
「僕の試合見に来るのはいいけどさ‥ぁ‥っ‥変装とか‥できないの?帽子被ったり‥マスクとサングラスくらいしたら‥その可愛さも少しは隠せるんじゃない?」
『そんな‥したら‥あやし‥っ‥蛍も‥よくみえなくなっちゃう‥っ』
「それじゃあいっそのこと‥僕の腕の中に閉じ込めておこうか‥っ」
『ひぁっ‥はげしっ‥ぁぁっ‥蛍っ‥!』
いつもよりもさらに激しく奥を攻め立てられて
全身が痺れるような快楽にビクッと身体がのけ反る
『けいっ‥ま‥って‥ぁあっ!蛍っ‥いまっ‥イってるから‥っ‥うごかない‥でっ‥!』
蛍のモノを締め付けて甘すぎる刺激に痙攣するナカをさらに掻き乱すように腰を激しく揺さぶられる
「花澄‥っ」
『蛍っ‥けい‥っ』
ギュッと抱き締められると
奥の
一番奥まで蛍のモノが入ってくる
弾けるような熱を感じて身体がまたびくりと跳ねる
体格差の大きい私には大きすぎる蛍のモノ
呼吸をするのもやっとで
広い背中に抱きついて荒く呼吸を繰り返す
「高校生の頃からずっとこうしたかった‥でも‥今なら‥っ‥やっと僕も君の事を養えるくらいにはなったつもりだし‥」
金色の髪の間から覗く真剣な目
ゆっくりと蛍のモノが引き抜かれると
とろりと熱い何かが太腿を伝う
「全部溢さないで‥」
『ぁっ‥け‥いっ‥』
引き抜かれた蛍のモノがゆっくりとまた私のナカに入ってくると同時に
深い口付けが降ってくる
言葉じゃなくて態度で示されているような
ゆっくりと愛を伝えてくれる甘いキス
何度も
何度も繰り返されて
溺れてしまいそう
「僕が欲張りなの知ってるよね‥?」
『け‥いが‥よくばり‥っ?』
絶え間なく繰り返される溶けるような熱いキスと
私の一番奥にまで送り届けられるような熱い欲