第20章 月島蛍 この腕の中に閉じ込めて
「じゃあ僕が支えててあげる」
『そっ‥じゃなくてっ‥ぁあっ‥だめ‥っ!!』
蛍が抱きしめるようにして身体を支えたままナカで動かす指のスピードを早めていく
アルコールでいつもよりも体温の高い身体は余計に感じやすくなっているのかあっという間に絶頂を迎えて
気持ちが良すぎて涙が溢れる
『っ‥け‥いっ‥』
「気持ち良くて泣いちゃったの?相変わらず昔っから泣き虫だね‥そんなとこが可愛いんだけどさ」
ビクッと身体が揺れて
またイってしまうけれども私を弄ぶ蛍の指は止まらない
『お願いっ‥とめて‥っ』
「とめたらお仕置きになんないでしょ?」
『ゃぁっ‥ー!!また‥く‥るっ!』
逃げられない快楽に足ががくがくと震えて
なんとか蛍に支えられてギリギリ踏ん張っている
涙で濡れてしまった目隠しをしゅるりと解くと拘束されていた手首の道具も外してくれる
力の入らなくなった身体をくたりと預けるとそのままベッドの上に寝かされて身に付けていた衣服を全て脱がされる
自らも身につけていたものを全て脱ぎ捨てて
鍛えられた逞しい身体で私の上に覆い被さる
「今日はどんなに泣いてもやめてあげないから」
『〜っ!!』
蛍の太くて熱くて
固くて大きいものが一気に最奥を貫いて身体が強すぎる刺激に思わずのけ反ってしまう
「君の警戒心がなさすぎるからあと少しで他の男にこんな事されてたかもしれないんだからね?」
『っ‥!蛍‥っ‥』
近付いてきた蛍の顔がゆっくりと胸の先を口に含んで
軽く歯で噛むようにして弱いところを攻める
「これが僕じゃなくてさっきの男だったらどうする‥?」
『ゃっ‥ゃだ‥っ‥蛍じゃなきゃ‥ゃ‥だ‥っ』
「あの会社の上司なんてやつ?2度とあいつと食事なんて行かないで」
『んっ‥わかっ‥たっ‥から‥もう‥っ』
「それ高校の時から何回も聞いたけど」
『っ‥ごめ‥ん』
ガツガツと激しく揺さぶられる
「外歩けば他の男に声掛けられるし‥っ‥試合みにきたらファンが出来てるし‥」
大きな手でがっしりと腰を掴まれたまま腰の律動がさらに早くなって
蛍の呼吸も乱れていく