• テキストサイズ

ハイキュー 裏短編集 【R18】

第20章 月島蛍 この腕の中に閉じ込めて


月島side






「ごめんなさいは?」





大きな僕のベッドの上



何度もイかされてくたくたになった花澄の姿





『ご‥ごめんっ‥なさっ‥』





「ただでさえ君目立つんだからさ」




『っ‥蛍っ‥も‥だめっ‥』





「あんなエッチな格好して、他の男に抱かれたかったわけ?」




『ちがっ‥そんなこと‥ないっ‥』










ことの始まりは今日の公式戦



アップをしていたチームメイトがざわざわと騒ぎ出す





「ほら‥またあの子来てんぞ」



「あ〜今日もくそ可愛いな〜」




「いっつも来てるけど好きな選手でもいんのかな?!俺だったらどうしよ?!」




その目線の先には僕の彼女の姿





選手だけならまだしも
花澄は観客の中にもファンが大勢いる程の有名人になっていった



正直言えばおもしろくない



僕の花澄なのに
他の男にそんな目で見られている事が耐え難い









「それにしてもあの子‥なんか今日の格好さ‥エロくなかった?」



ミーティングも終わってそれぞれ着替え始めた更衣室で


チームメイトの言葉にこめかみがぴくりと動く





「そうそう‥いつも清楚な感じだけどさ‥なぁ月島?」




「そうですか?気にして見ていなかったので分かりません」




不機嫌に言って立ち上がる



誰もまさか僕の彼女とは思ってもないだろうな




「ほーんとお前はそういうのに興味ないよな〜」




「イケメンで背も高くてバレーもうまいってのに勿体ねぇなぁ‥あ〜あの子の身体抱いてみてぇな〜!」



「なんとか声掛けてみます?!飲み会とかセッティングできたら‥」






「お疲れ様でした」





バンッと大きく音をたててドアを閉める





怒りにまかせて早足で歩いて行って
駐車場に停めてあった車に乗り込む




「ったく‥なんで選手の僕より試合見にきた花澄の方が目立ってんのさ‥」




そのまま寄り道もせずにマンションへ帰る




『おかえりなさい!早かったね!』





玄関のドアを開けるとパタパタとかけてくる彼女



エプロンをつけて
夜ご飯を作ってくれてたみたいだけど




そのエプロンのリボンをさっと解く
/ 434ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp