• テキストサイズ

ハイキュー 裏短編集 【R18】

第19章 月島蛍 分からせたい


「月島ー!ちょっといいか?」



ミーティング終わり
コーチに手招きされている




『外で待ってるね!』



「‥すぐ行きます」



小走りで駆けていく月島くんに手を振って他の部員のみんなと校門へ歩いて行く



「花澄ちゃんさ‥今日そんな格好して大丈夫だった?」



旭さんと目が合うけれどもすぐにそらされてしまう



『えっ?!何かおかしかったですかね‥?』



「いやっ‥その‥おかしいとかじゃなくて‥」



『?』




「もじもじすんなよ旭〜!ニーハイなんか履いて、他の奴らに手出されたりしなかったって事だろ?」



横から菅原さんが割り込んでくる




「大丈夫っすよ!変な奴らが寄りつかないように俺みてたんで!」



「そーゆう西谷だって怪しいがな‥」



「大地さんっ!なんでそんな事言うんスか!確かに‥この格好は過去一やばいっすけど!」


「間違いねーな!」




龍もやってきてうんうんと頷いている




どうやらこの靴下はダメみたい
なんでかは分からないけど‥



こうして何度も皆に心配されることになってしまった




「あの‥ツッキーめっちゃ怒ってると思うんですけど‥それも花澄さんの事が好きだからなんで‥許してあげてください‥」



皆んなと別れたあと山口くんが心配そうに眉を下げながらこそっと話しかけに来てくれる



『ありがとう‥私も月島くんの事が好きだから大丈夫だよ』




「っー!」




山口くんの手をぎゅっと握ると途端に顔が真っ赤になる




「っ‥はぁ‥山口‥なにしてんの?」




握った途端の手を解くように月島くんが私たちの間に割り込む

少し息を切らしているのは走って来てくれたからなんだろうな




付き合ってから
月島くんのそういうところが前よりももっと知れるようになって
好きって気持ちでいっぱいになる




「ツッキー!何でもないよっ!じゃあ帰るね!お疲れ様でした!」




私達2人をみてガバッと頭を下げるとそのまま走って帰ってしまった





「ほんっとに‥目を離すとすぐにこれだから‥」




『蛍くん‥?』




向き合って見上げる月島くんの顔がとても怒っている



そういえばさっき山口くんが言ってたよね





月島くんがめっちゃ怒ってるって
/ 434ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp