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ハイキュー 裏短編集 【R18】

第17章 夜久衛輔 攻めの姿勢 


夜久side




奥深くまで繋がった身体


どろどろに溶け合ったそこはどうしようもないほど気持ちが良い



近くなる花澄の唇に口付けを交す




気持ちよさに溢れた涙が
上気した花澄の頬を濡らして


汗と涙ではりついた髪が乱れて



俺のせいでぐちゃぐちゃに乱れた花澄があまりに綺麗で
可愛くて

胸の奥が締め付けられる



「好きだ‥っ」





ほとんど力の入らなくなった熱い身体を抱き締めて
絶頂に向けて腰の律動を早めていく





『わ‥たしもっ‥夜久くんが‥好きっ‥』





他にも俺より背の高いやつはいっぱいいて




ましてやバレー部なんか俺以外みんなそうで




それでも俺のプレーを見て




俺の性格までもかっこいいと言ってくれて




目を合わすだけで頬を染めてくれて




沢山花澄に想いをよせている奴らがいる中で俺を選んでくれた




「絶対に花澄の事離さねぇからな‥」





『わたしもっ‥ずっと‥夜久くんのこと‥はなさなっ‥い』






蕩けた笑顔でふにゃりと笑う






どこまでも俺の心を掴んで離さないやつ




「言ったからな‥」




『んっ‥も‥だめっ‥っ‥んむっ‥‥』




「っ‥俺もっ‥」




ギュっと力の入る身体を抱きしめたまま
求め合うように舌を絡ませて




2人同時に絶頂を迎える



『っ‥はぁ‥はぁっ‥は‥』





腕の中でくたりと力の抜けた花澄


まだ見慣れないけどすっげぇ似合っている髪型



俺の為にしてくれたんだと思うとまた自然と顔が綻んでしまう



「花澄‥?」




愛しい身体を抱きしめて

優しく頭を撫でる




『やく‥くん?』



とろんとした大きな目がゆっくりと開く




「俺‥絶対にプロになってかっこいいところみせるからさ、ずっとそばで支えてくれる?」


高校生の俺にはまだ早いプロポーズじみた事を口にする



『うん‥たのしみにしてる‥』




いつもの柔らかい笑顔でふわりと笑ったかと思うと
そのまま俺の腕の中ですやすやと眠り始めた




それでも
未来の約束をしてくれた事に胸がドキドキと高鳴って

絶対に離さないように腕の中の温もりをさらに抱きしめた
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