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ハイキュー 裏短編集 【R18】

第13章 バレンタイン番外編 稲荷崎 北信介


北side




『もちろん‥っ‥来年も‥再来年も‥ずっと‥』





口の中は花澄が作ってくれた甘いチョコレートの味がする



目の前では身体をビクッと大きくしならせて
絶頂を迎えた花澄がはぁはぁと息をきらしながらも俺との未来を語ってくれる



幸せすぎてまた涙が込み上げてきそうになった



「あかん‥やっぱり可愛すぎて無理や‥」



『んっ‥北さん‥っ』



もうゆっくりさせてあげたほうがええのは頭では分かるのに



もっともっとこの可愛い顔を見たなって

さらに強く抱きしめたまま腰の律動を早める




絡み合う舌も熱くてすぐにチョコレートが溶けたけど



繋がった俺らのそこも熱くて



どろどろに溶け合ってるみたいで



気持ちが良すぎて身体がふるりと震えた




「俺もイきそうや‥もう少し頑張れそうか‥?」




腕の中に抱き締める花澄を見ると顔を真っ赤にしながらもこくこくと小さく頷いてくれる




「有難う‥無理させてごめん‥っ」





間違いなく人生で一番幸せなバレンタインに



心も身体も浮き足だって



俺も絶頂を迎える





「っ‥イく‥っ」




『んっ‥!私もっ‥また‥っ‥!!』




身体の底から快感が這い上がってきて
ギュッと強く抱き締める


幸福感と

甘すぎる快楽に

2人同時に身体を震わせて





くたりと花澄の身体から力が抜けた




『すぅ‥すぅ‥』




暫くすると聞こえてくる規則正しい寝息






たった1人の俺の大切な彼女を腕の中に抱きしめたまま



箱の中に一つだけ残っていた最後のチョコレートを口に運ぶ




とろりと溶けるビターなチョコレートは甘すぎなくて美味しかったけど



花澄との甘い口付けを知ってしまった俺には

少し口寂しかった



小さく寝息を吐く唇に舌を割り入れて


残りのチョコレートをゆっくりと溶かしていく






『んっ‥おいし‥‥‥』




目を瞑ったままふにゃりと寝言を喋る可愛い花澄をみて
心がまたポカポカと暖かくなってくる



「ばあちゃん‥まだ少し先になるけど、俺がちゃんと生活できるようになったら‥花澄との結婚式するから楽しみにしといてな‥」

fin
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