第12章 黒尾✖️研磨 おさななじみ
研磨side
クロにキスされた花澄が一気に顔を赤く染めて
呼吸を荒くする
無意識なんだろうけど
物欲しそうに蕩けた瞳が
あの日の情事を思い出させてドキドキと心臓が高鳴ってしまう
堪らず花澄の顔をグイッと引き寄せて唇を奪うと
今度は同じような瞳で俺を見上げてくる
溢れ出る色気に俺もあてられたようで
俺自身の欲の塊も熱を持つ
『ね‥ゲームしない‥の‥っ?』
肩を上下させながら俺たちを交互にみる花澄にぷつりと我慢の糸が切れる
「ゲーム‥するよ‥どっちが花澄の事を満足させられるかってゲーム‥」
戸惑う身体をベッドに組み敷いて
もう一度唇を奪う
「ゲーム‥ね?のってやろうじゃないの」
隣でぺろりと舌なめずりをしたクロと目が合う
楽しむような
挑戦的な目をしたクロ
俺に組み敷かれた花澄は大きな瞳をきょろきょろとさせて
何が始まるかなんにも分かってないみたい
「どっちも好きって言うならさ‥花澄の身体に聞いてみるしかないよね‥」
セーラー服のリボンを解いて
制服のブラウスを脱がせていく
『研磨っ?!て‥鉄朗?なにするの‥?!』
抵抗しようとバタバタと暴れ出す華奢な腕をクロが纏めあげる
「‥やってくれたねクロ」
『〜っ‥研磨っ‥そんな強くしちゃっ‥』
真っ白な柔らかい肌に残された沢山の赤い痕
俺がつけたはずの痕は上書きされていて
つけていないところにもたくさん赤が増えていた
さらに上書きするようにそこをキツく吸い上げると
敏感な花澄がビクビクと身体を揺らす
「これも‥いらないよね‥」
『ゃっ‥だめっ‥全部ぬがしちゃ‥ゃだっ‥』
恥ずかしそうに涙目になる花澄の下着をどちらも奪い取ってしまう
俺を誘うようにふわりとした大きな胸が揺れる
「今から2人分相手するんだから‥下着なんかいらないよね?」
『ひゃあっ‥!ふたり‥ぶん?』
俺だけの身体にしたと思ったのに
翌日にはクロに奪われてるなんて
ほんとやってくれたね‥
柔らかな胸を両手で掴む