第12章 黒尾✖️研磨 おさななじみ
黒尾side
大人と子供かっつーほどの体格差がある小さな身体を
逃げられないように俺の腕の中に閉じ込める
突く度に俺のモノを締め付ける花澄のナカが絡みついてきて
俺ももう我慢の限界だった
浮かせて逃げようとする腰に両手を回してがっちりと密着したまま
絶頂に向けて腰の抽送を早めていく
『っ‥てつろ‥っ』
「ん〜?どうしたっ‥?」
余裕なく腕の中の花澄の顔を覗くと
すでにとろんとした涙で潤んだ大きな目で俺のことを見上げている
『鉄朗‥っ‥す‥きっ‥』
「‥‥え?」
『はぁっ‥はぁ‥てつろ‥好き‥』
グンッと一気に奥を突き上げるとビクッと身体を跳ねさせて
そのままくたりと俺にもたれかかる
急いで花澄のナカから昂ぶりを引き抜いた途端に白い欲が飛び散って
綺麗な白い太腿を汚す
つーか‥今‥
「なぁ‥今‥俺の事好きって言ったよね?」
『‥ん‥』
ぴくりと長い睫毛が揺れるけど
起きる気配はない
「花澄‥一番いいとこで‥」
もう一度花澄の口からその言葉を聞きたかったけど
すぅすぅと寝息を立て始める姿を見て苦笑いする
こうなったら中々起きないのは昔から知っていた
「はー‥こんなん拷問じゃん‥」
先程欲を吐き出したばかりの俺の昂ぶりが
抱き寄せる花澄の身体に熱をあげてすぐに元気を取り戻す
俺のことを好きって呟いて
乱れた姿のまま俺の腕の中で眠っている
「目の前にこんなご馳走あんのに‥」
柔らかな猫っ毛を耳にかけてやると少しくすぐったそうにピクッと身体が動く
そのままよしよしと優しく頭を撫でると可愛い顔をしながらぐっすりと眠り出した
そのまま抱きしめてうとうとと目を瞑っていると声が聞こえてくる
『やられ‥ました‥』
「お‥でたでた‥花澄の寝言」
むにゃむにゃと小さな声で話し出す口元に耳を寄せてみる
寝てしまった花澄は
昔からよく意味不明な寝言を言うから研磨と2人で笑っていた
『もう戦えません‥』