第12章 黒尾✖️研磨 おさななじみ
私の上に覆い被さる鉄朗
昨日の研磨と同じ目をした鉄朗に真っ直ぐに見つめられて思わず目を逸らす
「目逸らさないの‥俺の事もちゃんと見て」
そう言うとまたゆっくりと顔が近付いてきて
私の唇に鉄朗の唇が重ねられる
いつもの少しふざけた調子じゃなくて
真剣な声色に
鉄朗も本気で言っているんだと分かって心臓がドキドキと煩く騒ぎ出す
「幼馴染としてじゃなくて‥1人の男として見て欲しい‥それで‥花澄の心も、身体も欲しい」
気付くと鉄朗の指先は私のブラウスのボタンをゆっくりと全て外していて
身につけていたキャミソールもするりと脱がされてしまう
慌てて止めようとするけれども
いとも簡単にスカートまで抜き取ってしまうからあっという間に下着姿になってしまった
『恥ずかしい‥みないで‥』
鉄朗の掌が素肌に触れる度に
昨日研磨と身体を重ねた記憶が蘇る
「めちゃくちゃ綺麗すぎんでしょ‥研磨にみせたとこ全部‥俺にもみせて‥?」
研磨よりもさらに大きな手が
ゆっくりと内腿を撫であげる
『っ‥鉄朗‥それ以上‥はっ‥』
昨日研磨にも触れられた私の恥ずかしいところをショーツ越しに長い指がゆっくりとなぞる
「‥俺が花澄の初めてが良かったな‥」
『ゃっ‥触ったらだめっ‥』
くちゅくちゅと音を立てるショーツ
「いっぱい研磨の痕つけちゃって‥」
『〜っ‥は‥ぁっ』
割れ目の上を何度も往復する指に気を取られていると
熱い舌先がゆっくりと私の首筋を這って
昨日研磨がつけた赤い痕の上からまた上書きをするかのようにちりっとした痛みを残していく
「痕つける度に腰揺れちゃって可愛いね〜」
『ふっ‥ぅ‥っ』
僅かな痛みが
一瞬にして熱を持って
身体の体温をだんだんと上げていく
『ねっ‥てつろ‥もうっ‥』
研磨がつけた痕よりも沢山の痕をつけていく鉄朗の胸をグイッと押し返す
「それは‥もう挿れてって事でいいのかな?」
『ちがっ‥』
さっきまで鉄朗の指が触れていたところに
グリッと硬いモノが押し付けられる