第12章 黒尾✖️研磨 おさななじみ
研磨side
「寝たままでもイケるの‥?花澄ってすごいね‥」
抱きついていた腕から力が抜けて
俺のベッドにくたりと倒れ込む
顔は真っ赤だし息は乱れたままだ
まるで事後のような光景で
目を開けていないことだけが信じられない
「起きないならこのまま挿れるよ‥俺ももう我慢出来そうにない‥」
痛いくらいにパンツを押し上げていた俺自身を解放して
右手でゆるゆると扱く
足を大きく開かせたまま
左手で花澄のパンツを少しよけて
蜜壺の入り口をくぱりと開く
「入っちゃうけど‥」
ゆっくりと腰を前後に動かすとくぽくぽと俺の先端だけが花澄のナカに出入りする
ぐちょぐちょに蕩けたそこはすっごい熱くて
それだけでもイけそうなくらい気持ちが良かった
感じた事のないような高揚感
幼い頃からずっと好きだった花澄
顔も身体も
成長すればする程に魅力的に育って
それなのに可愛い性格はずっと変わらなくて
「早く花澄のナカに入りたい‥」
ずっと
ずっと
我慢していたはずなのに
どうしてこうなった?
頭の中では冷静な自分と
早く花澄を抱いてしまいたい自分がいる
「花澄‥好きだよ‥」
冷静な自分はあっという間に身を潜めて
欲に塗れた自分が顔を出す
綺麗な顔にゆっくりと顔を近づけて
花澄にキスをする
抑えていた気持ちは一度ブレーキが効かなくなると勢いよく溢れだして
もうどうしようもできなかった
「‥先だけ入ったよ‥」
『んっ‥』
少し苦痛に歪む花澄の口内に舌を割り入れる
無意識に逃げる舌を絡めとると
飲み込みきれなかった唾液が花澄の口角から溢れ出す
「やっぱりさすがにキツいな‥っ」
先端だけをくちゅくちゅと出し入れしていたけど
その先に進もうとしても狭くて入れない
『はぁっ‥‥けん‥ま‥?』
今まで閉じていた瞳がゆっくりと開かれる