第12章 黒尾✖️研磨 おさななじみ
研磨side
「‥」
唇が触れてしまいそうなほど近くで花澄の顔を見つめる
整った綺麗な顔‥
『‥けんま‥魔王倒すよ‥』
「ふっ‥何その寝言‥」
『わたし‥まほうつかう‥』
「だからなにそれ‥」
寝言を話す花澄が可愛くてふにふにと頬をつついてみる
『んぅ‥そこにバナナ‥おかないで‥』
眉間に皺を寄せて言うことじゃないでしょ‥
くすくすと笑いが堪え切れない
ほんとみていて飽きない
「はぁ‥それにしても無防備すぎじゃない?幼馴染って言ったって
俺だって高校2年の男子なんだけど‥」
ベッドに寝転ぶ花澄のスカートはひらりと捲れていて太腿がみえてしまっているし
セーラー服の裾からもちらりとお腹がみえている
「起きないと‥俺に何されるかわかんないよ?」
無防備なその姿に悪戯心が顔を出して
すらりとのびた長い足に掌を這わせてみる
ぴくりと身体が揺れるけれども起きる気配はない
「ねぇ‥いいの?」
今度はセーラー服の裾から手を滑り込ませて
くびれた腰のラインを直に撫でる
『ン‥攻撃されてる‥』
「ぶっ‥何が攻撃なの‥」
かわいい寝言とは裏腹に
少し眉を寄せた顔がとても色気があってドキっとする
直接触れる素肌はあったかくて
柔らかくて
めちゃくちゃ気持ちがいい
「起きない花澄が悪いんだからね‥」
もっと触ったらどんな反応をするんだろうか?
好奇心に胸が疼く
両手を滑り込ませて華奢な腰をそっと掴んでみる
『ん‥ぅ‥』
「‥あんま煽んないでね‥」
ゆっくりと肌の上に手を滑らせていくと柔らかい大きな膨らみに触れる
「っ‥やわらか‥」
思わず掌で包み込んでやわやわと触ってしまう
『は‥ぁ‥っ‥』
俺の手の動きに合わせてぴくりと揺れる身体
小さく漏れる吐息に
赤くなる顔
「何で起きないの‥ほんとすごいね‥」
ふと気付くと固くなってズボン越しにも主張する俺の雄
こんな事するつもりじゃなかったのに
それでも
もう止まれる気がしない