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ハイキュー 裏短編集 【R18】

第12章 黒尾✖️研磨 おさななじみ


研磨side




部活帰り

今日も幼馴染2人が俺の家に遊びにきている






『研磨〜このボス強すぎて倒せないよ〜!!』





「貸して?‥ていうかこれボスじゃないし‥」



もともと人と絡むのが苦手だった


騒がしいのも苦手だし



出来るなら1人でいるのが楽だった





『えっ?!もう倒したのっ?!研磨すごい‥ありがとっ!』




そんな俺の例外っていうか‥



一緒にいてもしんどくないのが俺の幼馴染の花澄




とクロ


クロはちょっとうるさいけど‥




「つーかめっちゃ雑魚キャラじゃん?!ほんとこんなに研磨とゲームしてんのに花澄ちゃんはヘッタクソだね〜」




花澄の頭をよしよしと撫でるクロ



『だって強いんだよ〜!必殺技使ってるのに倒れないし!』




「はいはい‥そんなところも可愛いねぇ」




適当にあしらっているようで
花澄をみつめるクロの目はとても優しい






こうやって3人で過ごしてて分かったことがある





花澄の事を見つめるクロの気持ちと‥





花澄に対する俺の気持ち‥





それはきっとクロも同じだと思う





びっくりするくらい鈍感な花澄をのぞいて
クロも俺もお互いの気持ちに気付いていたけど




この関係が終わるような気がして




なんとなく言い出せずにいた




「さてと‥俺そろそろ帰らねーと!花澄はどーする?一緒に帰る?」



『そうなの?今日は早いんだね?私はもう少し遊んでから帰る!‥研磨はいい?』




立ち上がるクロと
ゲーム機を持って俺の横にくる花澄



「もちろんいいよ‥クロはまたね?」




2人でクロを玄関まで送って
また俺の部屋に帰る




いつも3人でいるから
なんだか2人きりって新鮮でドキドキするかも‥





これ以上変に意識しないようにゲーム機に視線を落とす





『研磨!次はマリオカートしたい!どんなに頑張ってもお兄ちゃんに勝てないから‥』




「ん‥いいよ」




2人でベッドに腰掛けて
ゲームのハンドルを握る






そんないつも通りの時間を過ごしていたはずなのに‥




どうしてこうなった‥?




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