第11章 菅原孝支 抗えない熱
菅原side
「どしたのそれ‥?」
テーブルの上の包み紙を指さすとさらに壁際まで追いやられてネクタイをくいっと引っ張られる
『んっ‥生徒に‥海外のお土産でもらったの‥食べたら‥身体が熱くなって‥』
絡められる舌からはチョコレートとブランデーの味がする
「っ‥こんなちょっとでもこうなるの‥?学校で食べなくて良かった‥」
ほっと胸を撫で下ろすとさらに引き寄せられて深く舌が入ってくる
『んっ‥もっと‥キス‥ほしぃ‥』
部屋の中にはお風呂が沸いた合図の音楽が鳴り響くけれども
そんな事はもうどうでもよくなって
酒で熱くなった身体を抱きかかえてベッドへとおろす
『あつ‥い‥せんせも‥早く‥服脱いで‥?』
いつもは服を脱がせるのをとても恥ずかしがるのに
自ら身につけていた衣服を全て脱ぎ捨てて
ベッドの上で下着姿になっている
「ほんと‥初めての夜の事思い出すよ‥」
ネクタイをさっと抜き取って
性急に自身の服を脱ぎ捨てる
ボクサーパンツだけを身につけて
ベッドの上にちょこんと座る白鷺先生の身体をベッドに押し倒す
『せんせの身体もあつい‥』
俺の首に腕を回して
俺の身体を引き寄せるとふにゃりと笑って身体が密着する
それだけでさっきまで重なっていた身体はさらに熱を持って
今すぐにでも白鷺先生のナカに入りたくて固さを増す
「今度は‥こうしよっかな‥」
押し倒した身体をくるっと反転させて四つん這いにさせると覆い被さるようにして上から抱き締める
『っ‥これじゃあキスできなっ‥ん‥』
かわいく拗ねる顔を振り向かせて
かわいい事ばっかり言うその唇を奪う
「こうしたら出来るでしょっ‥」
『はぁっ‥いきなり奥っ‥だめっ‥』
激しく揺れる大きな胸を両手で弄びながら
ガツガツと欲望のままに腰を打ちつける
「ほん‥と‥気持ち良すぎる‥」
お酒によって体温の上がったナカもさらに熱くなって
車の中でも俺を散々受け入れたソコはぐちゅぐちゅと絡みついて
一瞬でイッてしまいそうなほど気持ちがいい
「結婚したら毎日‥出来るね‥」
『ふぁっ‥まっ‥まいにち‥?』