第11章 菅原孝支 抗えない熱
菅原side
「そんなわけないじゃーん!俺達の天使返せって何回言われたことか‥って聞いてる?!」
『ふぅ‥このココアあつくって‥』
散々冷ましたであろうココアをあちっと言いながらのんで
大きな目がじわりと涙で潤む
「どこまで猫舌なんだよっ!かして!」
大きなマグカップを受け取ってフーフーと冷ましてやると嬉しそうな顔でにこにことこちらを見ている
「ん?どした?」
『いえ‥』
「可愛い顔でニコニコしてっ‥言いなさいっ‥!」
ふにゃりと柔らかいほっぺたを掴んでふにふにと動かしてやるとさらに可愛い顔をして話し出す
『菅原先生が‥私の旦那さんになるんだなって思うと‥なんだか幸せで‥嬉しくなっちゃいました』
「っ!!やば‥俺の奥さんになる人最強に可愛い‥」
ふふっと2人で笑い合って目を合わせる
「この後何か仕事残ってる‥?」
『もう何も‥あとは着替えるだけです』
どちらからともなく唇を重ねると甘ったるいココアの味が口の中に広がる
『まっ‥て菅原先生‥鍵‥』
白衣の下の白いシャツに手をかけてプチプチとシャツのボタンを外していく
「今日はみんなノー残業デーだからって帰ったよ‥念の為鍵も閉めたけど」
俺のモノだって印を左指にはめてる白鷺先生を見た時から
抱きたくて仕方がなかった
『でもっ‥こんなところで‥』
恥ずかしそうに顔をそらそうとする白鷺先生の顎を掴んで強引に舌を割り入れる
『んんっ‥はぁ‥』
「俺‥家帰るまで我慢できない‥」
『じゃあせめて車の中で‥』
「ん〜‥真面目か!まぁ‥仕方ない!車行くべ!」
そのまま急いで用意をして
人気のないところまで車を走らせる
「ここなら‥誰にも見られないしいいよね‥?」
滅多に人がこない大きな公園の駐車場に車をとめて
助手席のシートを倒す
『はいっ‥恥ずかしいけど‥』
恥じらう白鷺先生の上に跨ってお預けされた分激しいキスを繰り返す
あれから何度も体を重ねたけれども
満足するどころかどんどんと欲しくなって四六時中でも抱いていたいくらいだ