第11章 菅原孝支 抗えない熱
菅原side
イッたばかりの白鷺先生のナカに
いまだに固さを保ったままの俺を入れたまま抱きしめる
『はぁっ‥はっ‥はぁ‥はぁ』
はぁはぁと荒い呼吸をする身体を抱きしめたまま耳元で囁く
「白鷺先生‥苗字変える気ない?」
『ん‥はぁ‥は‥苗字‥ですか‥?』
間近で顔を見つめると大きな目はとろんと溶けて小さく首を傾げている
「そう‥菅原花澄にならない‥?」
『すがわら‥花澄‥‥っ?!』
瞳の奥が揺れて
さっきまでとろんとしていた大きな目がパッと見開かれる
「っ‥ナカも締まった‥」
奥まで挿入していた昂ぶりをゆっくりと引き抜くと
ぴくんと身体が揺れて
中からとろりと白い欲が溢れ出す
『っ‥菅原‥になりたいです‥』
「っ‥!」
小さな声でぽそりとつぶやくその顔は
火でも吹き出しそうなくらいに赤くなっていた
「っ‥すげー可愛いっ‥」
溢れ出た白い欲を
また白鷺先生のナカに押し戻すように
俺の昂ぶりをゆっくりと蜜壺に押し込んでは引き抜いて
何度も何度もナカに挿入していく
『んっ‥はぁ‥イッた‥ばっかり‥』
ふるりと震える身体
ゆっくりと腰を動かすと
溢れ出た愛液が俺の白い欲と混ざり合ってぐちゅぐちゅといやらしい音をたてる
「まだまだ時間あるから‥何回でもイッて‥菅原先生?」
『〜っ‥』
いきなりこんな事言うなんていくらなんでも早すぎるんじゃないかって思われるかもしれないけど
俺はずっと前からそうしたかったから
気持ちを確かめ合った今
もうどうやったって俺から離れられないように繋ぎ止めておきたかった
同僚や生徒たちからは爽やか先生って呼ばれたりする俺だけど
爽やかとは似ても似つかわしくない感情が溢れてくる
『孝支‥キスして‥?』
眉間に皺をよせる俺を心配したのか人差し指でツンと俺の眉間を指さして困ったように笑う
「っ‥!誘ってんの?」
ふにゃりと笑う俺だけの白衣の天使を抱きしめて
抗えない熱におちていく