• テキストサイズ

ハイキュー 裏短編集 【R18】

第11章 菅原孝支 抗えない熱


「同じ想いだったんだってめちゃくちゃ嬉しかった‥」


優しい手つきとは裏腹に
熱のこもった瞳が私を強請るように見つめてくる



『菅原先生‥』




「でも‥俺以外の前で同じ事したら許さないよ?」





優しく私の頭を撫でていた手が

私の顎を掴んで引き寄せる



少し動くと唇が触れてしまいそうな距離に心臓のドキドキが止まらない




「は‥はいっ‥もうお酒飲みません‥気をつけます‥』





「俺の前でだけね‥?約束」





そういって菅原先生がニヤリと笑うと
ゆっくりと顔が近付いてきて唇が重ねられる





『っ!!』






「ふっ‥顔真っ赤‥昨日はあんなに自分から求めてきたのにね?」




昨夜の事を思い出して恥ずかしさに顔をそらそうとすると
顎をまた掴まれて菅原さんの顔が間近に迫る





「昨日は勢いのままに身体を重ねちゃったけどさ‥ちゃんと言わせてくれる?」




『え‥?』




優しい笑顔が

ふと真剣な顔に変わる







「ずっと前から好きでした‥俺と付き合ってくれますか?」




ずっとずっと恋焦がれてた人からの言葉に無意識に涙が頬を伝う





『はいっ‥お願いしますっ‥』





返事の言葉を言い終わらないうちにギュッと身体を抱き寄せられる





「まじで夢見たい‥」




抱きしめられる身体から菅原先生の鼓動の音も伝わってくる





同じ気持ちなんだって思うと嬉しくてつい顔がにやけてしまう






「それで‥さ‥昨日のお酒に酔った花澄ちゃんも可愛かったんだけど‥酔ってない花澄ちゃんも抱きたい‥」




菅原さんの大きな瞳が私の瞳を捉えて離さない




『え‥とそれは‥』





昨日の夜までは白鷺先生って呼ばれていたのに



私を抱きながらにやりと笑った顔を思い出して心臓がまたとくりと跳ねる




「それは‥今から抱きたいって事‥」






『〜っ‥!!』




恥ずかしさにびくんと跳ねる私の身体を抱き寄せて

ゆっくりと菅原先生の唇が私の唇に重なる






「顔真っ赤‥昨日の積極的な先生も可愛かったけど‥これはこれで白鷺先生って感じがしていいな‥」



『んむっ‥』


両手で顔を挟まれて何度も口付けが降ってくる

/ 434ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp