第11章 菅原孝支 抗えない熱
菅原side
酒のせいか
なんなのか分からないが秘めていた想いがすらすらと溢れ出て止まらない
こんなに言ったら引かれるかもしれないのに止められない
俺の上に跨る白鷺先生の顔が耳まで真っ赤になる
『‥い‥』
「ん?」
『あつ‥い‥』
そう言うと俺の上着をぱさりと脱ぎ捨てて
どんどんとブラウスのボタンを外していくからあっという間にキャミソール一枚になってしまった
これは目のやり場に困る‥
するとそのままキャミソールにも手をかけて脱いでしまおうとする白鷺先生の手首を掴む
「す‥ストップ‥それ以上脱ぐと‥俺我慢できなくなるかも‥」
高校の時から想いを寄せていた相手とこんなキスをして我慢できるはずもなさそうだったけど
かろうじて残っていた理性を掻き集める
『菅原先生の‥せい‥です‥身体もっと熱くなったから‥脱ぐ‥』
ぷうっと頬をふくらませるとそのままキャミソールを脱ぎ捨てて下着のブラジャー一枚になってしまった
酔うとこんなんになるなんて‥マジで危険すぎんじゃん‥
肌綺麗すぎる‥
真っ白でふわふわで
めちゃくちゃ柔らかそうな大きな胸
なんとも掴みやすそうな綺麗なくびれた腰
「俺のせいなら‥俺が責任とるしかないね?」
目の前にある華奢な身体を引き寄せて
頭の後ろを押さえたまま逃げられないように深く
深くキスをする
『っ‥は‥ぁ‥好‥き‥』
キスの合間にトロンと蕩ける大きな瞳
もう俺やっぱり我慢なんかできない
華奢な身体をひょいっと抱き上げて寝室まで運んで
そっとベッドに寝ころばせる
「やっべ‥めちゃくちゃ興奮する‥」
『キス‥したい‥』
俺のネクタイをグイッと引っ張って可愛い唇がまた重なる
「白鷺先生‥今後一切俺以外の前でお酒飲むの禁止ね?」
『んぅっ‥わかっ‥た‥』
分かっているのか分かっていないのか
もっとと強請るような上目遣いが堪らない
「ここにもホクロあるんだ‥綺麗‥」
柔らかな胸の谷間に人差し指をグイッと差し込んで小さなホクロを指差す
『すがわらせんせも‥』