第10章 天童覚 手に入れたくて
『ま‥まって‥!!なんで怒ってるのっ‥?』
痛いくらいに私の手首をギュッと掴んだまま早足で歩いていく私の彼氏
「部活中‥抱きしめられてるところみた‥」
『あれはっ‥んっ‥』
人気の無い男子トイレの中に連れ込まれるといきなり口の中に舌を捩じ込まれる
「俺のもんだって言ってんのに‥あいつ‥白鷺さんも軽々しく触らせるし‥」
『んっ‥やぁっ‥ま‥って‥何するのっ‥?』
いつもと違った目つきで白いブレザーのボタンをあっという間に外すと
胸元のリボンをしゅるりと解いて
ブラウスのボタンをプチプチと外していく
「白鷺さんのせいだからねっ‥他の男にその身体触らせるなら‥俺のもんだって印つけないと‥」
大きく開いたブラウスからのぞいた私の胸にぢゅうっと吸われるように噛みつかれる
『いっ‥怒らせたならごめんねっ‥でもちょっとこわいよっ‥』
私の訴えがきこえていないのか
カチャカチャとベルトのズボンを外し始める
『ま‥待って?そんなところっ‥んっ‥』
片手で両手首をまとめ上げられて
唇を奪われたまま
片方の手が私のスカートの中に伸びてきて
履いていたショーツをさっとおろされる
「距離置いてって‥触らせないでって言ったのに‥」
そのままくるりと反対をむかせられて腰をグッとうしろにひっぱられる
『手っ‥はなしてっ‥なにかあたって‥』
ショーツを下ろされて露わになった私の秘密の入り口に熱い塊があてがわれている
「絶対渡さないから‥白鷺さんは俺のモノ‥」
『〜っ!!!』
グッと私の中を押し拡げられる感覚
感じたことのない初めての痛みにヒュッと息を呑む
逃れたくても壁に両手首を固定されているから抵抗することすら出来ない
『な‥にっ‥痛いっ‥やめっ‥』
ゆっくりと私のナカに入ってくるもの
痛みでギュッと目を閉じて耐える
「天童に‥この身体触らせないで?分かった?」
後ろから抱きつくように身体をよせる彼の吐息が耳元にかかって身をすくめる
『わ‥分かった‥から‥おねが‥抜いてっ‥』
「まだ‥もっともっと‥」
囁くような声にゾクリと体が震える