第9章 影山飛雄 可愛いのは
影山side
好きって気持ちが毎日すごい勢いで加速していくから本当に困る
それに‥
「大好きな人って言ったよな‥」
もうだめだ
俺早く帰って花澄さんの事めちゃくちゃに抱きたい
待ちきれずに店の片付けを始める
「あのー?影山?まだ片付けすんのはえーぞ?」
「俺はもう帰る」
「はっ?!待て待て‥あとちょっとだから!!」
結局少し早めに片付けを始めて
文化祭が終わる頃には俺らのクラスはどこよりも早く帰ることが出来た
一番に校舎を出て校門の前で花澄さんが出て来るのを待つ
『影山君っ‥お待たせっ‥早かったね!』
俺の姿を見つけて走ってきてくれたのかはぁはぁと息をきらしている
周りにはこの文化祭を機に花澄さんに近付こうと考えてる奴らがいたようだけど
そいつらに見せつけるように花澄さんの手をギュッと握って歩きだす
『えっ?珍しいねっ‥学校でてから手繋ぐの!』
「いやでしたか?」
少し不安になって聞き返すとニコッと笑って返される
『ううんっ!嬉しいっ!』
「はぁ‥可愛い‥」
早くキスしたくて
繋がりたくて
自然に早足になる
『お邪魔します!!』
俺の家に着いて花澄さんが大きな声を出して頭をぺこりと下げる
「ふっ‥大きな声ですね‥今日は俺しかいないっすよ」
両親も姉も今日は仕事で家をあけることになっていた
『飛雄君のお家久しぶりだ‥!お邪魔します』
靴を脱いで玄関にあがったばかりの花澄さんを抱きしめてキスをする
『んっ‥』
片手で腰を抑えながら
もう片方の手で顎を掴んで口内を蹂躙する
『まって‥とびお‥くんっ‥』
「も‥待てないっスよ‥」
熱いキスを繰り返しながら
スカートの中に手を滑り込ませる
「花澄さんも‥俺とシたかったんですか?」
くちゅりと濡れたショーツをなぞりながら花澄さんの目を見つめる
『だっ‥て‥キス‥気持ち良くっ‥て』
乱れた吐息が最高にエロい