第7章 及川徹　兄妹の秘密

腰の辺りに固いものが当たっている気がして振り返る



「ごめん‥俺花澄といたら止まんないわ‥」



後ろから抱きしめられたまま両手で腰を掴まれると及川さんの上にゆっくりとおろされる





『んっ‥入って‥？！』




私のナカにゆっくりと入ってくる熱い塊





「全部入った‥」




私の腰を下までおろすと及川さんのモノでいっぱいに満たされる




奥まで挿れたまま後ろから私の胸を包み込む及川さんの大きな手




身体の奥までどこもかしこも熱くって溶けちゃいそう‥





『んっ‥はぁっ‥あついっ‥』




「ん‥？どこが熱いの？」




両手で胸の先を弄ばれたまま
耳朶を優しく口に含まれてお腹の奥がキュンと締まる




『んっ‥♡奥っ‥ナカも‥外もあついっ‥』




「奥‥好きだよね？」




グンッと下から突き上げられて目の前が弾けるようにチカチカする




『〜っ！！！』




「花澄は俺のモノだからね？こうやって花澄のナカに入っていいの俺だけだからね？約束できる？」




熱さと快感で朦朧とした私に言い聞かせるように及川さんが耳元で囁く




『できるっ‥約束するっ‥』




こくこくと頷くとさらに後ろからぎゅっと抱きしめられる




「えらいなっ‥クソ生意気な後輩とはえらい違いだわっ‥」




誰のことを言っているかわからないけど及川さんが遠い目をしてふっと笑う



『‥？』



「とにかく花澄の事は誰にも渡さないから‥他の奴に身体触らせたらその時はたっぷりじっくりお仕置きするから覚えててね？」




『とおるっ‥もう‥わたし‥』




「いいよ？」



優しくそう言うと私の一番奥まで届くくらいに及川さんのモノが激しく突き上げてきて
今日一番の快感に身体を大きく震わせる






「ん‥俺の可愛い花澄」




くたりと力の抜けた身体を後ろからギュッと抱きしめられる







重たくて




深い愛に私は気が付かないまま



及川さんの身体に擦り寄って目を閉じる





この時に少しでも理解していれば



きっとあんな事にはならなかったのに




この時の私はそんな事気付きもしなかった‥



あの日岩泉さんと身体を重ねる日までは