第7章 及川徹 兄妹の秘密
及川side
「「「おつかれっしたー!!!」」」
今日も練習が終わって
花澄と岩ちゃんと3人で家に帰る
『今日も2人ともすっごいかっこよかった!!さすが幼馴染コンビだね〜』
嬉しそうに前を歩きながらくるりとこちらを振り向くと満面の笑みで嬉しそうにそんな事言うもんだから岩ちゃんと2人で頭を抱える
「サ‥サンキュな!」
「またそうやって‥簡単にかっこいいとか言わない!!俺にはいくらでも言っていいけどね?!」
ほら‥岩ちゃん顔真っ赤じゃん
電車ん中でもさ
毎日毎日変なやつに目つけられるから岩ちゃんと2人で挟んで痴漢から守ってんだよ?
俺達は必死なのにこうやってそこかしらで可愛い笑顔振り撒いちゃうもんだから困っちゃうよね〜
「じゃあまた明日なー!」
『岩泉さんもお疲れ様でした!また明日〜!』
両手をぶんぶんと大きく振ってバイバイしてる
「入るよ〜!!」
いつまでも手を振る花澄の肩を抱いて家の中に入る
しんと静かな家の中
『そうだった‥お父さん達2人で新婚旅行行くって言ってたね!』
見てるのも恥ずかしくなるくらい仲良しな俺達の親はよく2人で旅行に行く
だからそのおかげで堂々と家の中で花澄を抱く事が出来るんだけどさ
『夜お寿司とってくれてるみたいだよ!』
冷蔵庫を開けて嬉しそうに飛び跳ねる花澄を壁際に閉じ込める
『んっ‥おにいちゃん‥?』
「続き‥するって言ったよな?」
戸惑う唇に待ちきれずにキスをして
口内にぬるりと舌を滑り込ませる
『っ‥はぁっ‥ごはんっ‥は‥?!』
キスの合間に苦しそうに顔をあげて潤んだ瞳で見上げてくる
「先に花澄が食べたい‥」
壁に背をつける花澄を逃げられないように両手で閉じ込めたまま
欲望のままに唇を奪う
「可愛い顔‥キスだけでそんな気持ちよさそうな顔して‥俺のおかげで随分エロい身体になったね〜?」
熱い口内を舌を絡め合うように蹂躙していると飲みきれなかった涎が口の端から少し垂れてきてすっげぇエロい
『おにいちゃっ‥待ってっ‥』