第6章 木兎光太郎✖️赤葦京治 閉じ込められた部屋の中
赤葦side
俺の指をナカにのみこんだまま
木兎さんの指先が蜜口の上の小さな突起を撫で上げるから
花澄さんの身体が大きく跳ねてイッてしまったのが分かる
ナカに入れたままの指を甘く締め付けて
ピクピクと身体は揺れている
甘イキを繰り返してるみたいだな‥
はぁはぁと熱い吐息を漏らしながらぺたんと俺にもたれ掛かる花澄さん
可愛くて愛しくて
ギュッと抱きしめる
「花澄さんは‥俺の事好きですか‥?」
とろりとした瞳を覗き込むように視線を合わせると瞳の奥が少し揺れたような気がする
『うんっ‥好き‥だよっ‥』
大きな瞳がうるりと潤んで俺を見上げてくる
「じゃあ‥花澄さんのナカに入っても‥いいですか?」
付き合ってもないのにこんなことを言うのはおかしいって分かってる
それでもこんな状況で
大きな瞳は熱を含んだ視線で俺のことを見上げてくるから
どうしても花澄さんが欲しくて堪らない
「俺は‥?俺も花澄のナカに入りたい‥ダメか‥?」
木兎さんが珍しくシュンとして花澄さんを見つめるから大きな瞳がまた戸惑うように揺れるのが分かる
『っ‥!木兎さんの事も好き‥です‥赤葦君も‥2人の事は大好き‥』
優しい花澄さんがなんて答えたら良いか迷ってる
ズルイ俺は断れないように花澄さんに畳み掛ける
「一度俺達に身体を預けてみてくれませんか‥?花澄さんの事は誰よりも大事にする自信がありますっ‥付き合うかどうかは‥それから考えてくれませんか?お願いします」
『んっ‥』
指の動きを止めないままに話しかけるから身を捩りながら快感に耐えている
「俺からも頼む‥』
『う‥ンっ‥』
俺の首に腕を回してコクコクと小さく頷く
「っ‥」
心臓が止まりそうなほどドキッとする
「本当に‥いいんですか?」
月明かりでうっすらとみえる花澄さんの顔
濡れた唇に紅潮した頬
大きな目はとろんとしていて強請るように見上げてくる
俺に早く挿れてくれと誘っているみたいだ
「挿れますよっ‥」