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ハイキュー 裏短編集 【R18】

第6章 木兎光太郎✖️赤葦京治 閉じ込められた部屋の中


赤葦side




「木兎さんっ‥後ろのドア開けられませんか‥?」




このままだと俺の理性も持つかどうか怪しい





「ん〜っ!!!開かねーっ!!古いドアだからなんか引っかかってんのか‥」





木兎さんが両手をついたまま足でドアをガンガンと蹴ってみるけれども開かないみたいだった



『赤葦君っ‥ほんとにごめんねっ‥もう私無理かも‥』



そう言うと腕がカクンと力が抜けて俺にもたれかかるように抱きついてくる




「っ‥!!」





頑張って俺に体重をかけないように踏ん張ってくれてたみたいで
顔は真っ赤だしはぁはぁと小さく息を吐いている



『重いよねっ‥すぐに退くから少しだけ‥』




「全然‥重たくないし‥出れるようになるまでずっと乗ってていいですよ」



力の抜けた身体が俺に寄りかかるから花澄さんのいい香りがして
柔らかい身体が密着している


『それにしても暑いねっ‥』


制服のブラウスのボタンをいくつか外してパタパタと紅潮する顔を手で仰いでいる



谷間‥みえてるし


もう痛いくらいにパンツを押し上げている自身に気付かないフリをして脱出する事だけを考える




落ち着け‥俺‥





木兎さんもこの体勢キツいだろうし‥なんかいい方法はないか考えないと‥





『でも2人がいてくれて良かった‥!私1人でこんなところ閉じ込められちゃったら怖くて泣いてたかも!』



俺に抱きついたまま
ふふっと笑う可愛い花澄さん




「そうなってたらどんな事してでも救い出しますけどね」



「あかーしだけまたそんなかっこいい事言う!俺だって花澄の為なら何だってするし!」






『頼りになるね‥ありがとう!木兎さんも、赤葦君もだいすき』





「「‥〜っ!!!」」




花澄さんは普段からよく他の部員にも大好きを使う



あざといとかそんな感じじゃなくって



素直に純粋に言ってるんだって分かるから



普段なら

いつもの状況なら




冷静な自分なら‥





気にしないでいれたのに





密着する身体



夜の密室に3人



好きな人が俺に抱きついている




こんな状況でそんな事言われたら‥




俺も木兎さんも冷静でいられなかった






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