第20章 繋がる想い
先にくくり終えた沖田はおみくじを見て固まっている私を見て不思議そうな顔をした
「オイ、何回見たって結果は同じだぜィ」
『沖田、見てこれ!』
そう言って私は自分のおみくじをもう一度沖田に見せた
『ここ!恋愛運に成功の予感って書いてる!』
「……」
『…ぁ』
瞬間私は顔に一気に熱が集まるのを感じた
しまった!沖田に言うことじゃなかった!
『えっ…とあ…いや、その』
気まずくならないよう必死に何か話題を探したけど見つからなかった
沖田は"ふーん"とだけ言って私のおみくじを上の方へくくりつけた
「…良かったな」
微笑む沖田に胸がぎゅーっと締め付けられる
あぁ…やっぱり私
沖田が好きなんだ。