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空回り【銀魂】

第19章 約束と決意


[沖田side]

チャイムを鳴らし出てきた吉野の従兄は俺と吉野を見て目を見開いた

「君は確か…」

「同じクラスの沖田でさァ、こいつを今すぐ寝かせてやってくだせェ」

「桜!?一体どうしたんだよ

「急に倒れたんです。どうやらこいつ熱があるみたいなんでさァ」

「え、まじで!?」

そう言って俺から吉野を受け取り部屋に入っていく

その様子を玄関から黙って見ていると、しばらくして従兄が戻ってきた

「ぐっすり寝てるよ。ありがとな、運んできてくれて」

「いえ…別に」

俺の顔を覗き込むようにして見てくる彼に俺は視線を逸らした


「…入る?」

「…」

彼の言葉に俺は静かに首を横に振った

「帰りまさァ…時間も遅いんで」

「君に話したいことがあるんだ」

「…」

少し低めのトーンでそう言った彼に俺は頷いて中に入った
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