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空回り【銀魂】

第13章 体育祭ハプニング


そして迎えた体育祭当日

今日のみんなの気合いの入れようは他のどのクラスよりも凄まじかった

「3年Z組ィー!!絶対何がなんでも優勝すんぞコノヤロー!」

「「ウォオオオオ!!」」

とくに銀八先生の気合いは半端じゃなかった

開会式が終わりさっそく競技が始まった

「プログラム1番パン食い競争です」

「お、私アル!!」

『神楽ちゃん!パンは1人1個までだからね!』

「大丈夫ネ!行ってくるアル」

そう言って召集場所に向かう神楽ちゃんを見送る

「桜ちゃん?」

『え?』

名前を呼ばれ振り向くと沖田の姉、ミツバさんがいた

『わぁ!来てくれたんですか!?』

「フフッ、そーちゃんには内緒なの」

そう言って笑うミツバさん

…やっぱ綺麗だなぁ。

「そういえば桜ちゃんは二人三脚なんでしょう?そーちゃんも二人三脚だからひょっとして一緒に走るのかしら?」

『だと、良かったんですけど…私のペア沖田じゃなくて土方なんです』

「十四郎さん?」

驚いて目を見開くミツバさんに慌てて口を開く

『あ!でも私、土方のことは友達以上に見たことないんで全然大丈夫ですから!』

「ぜ、全然いいのよ。私はただそーちゃんとじゃないっていうのが意外だなって思って…」

『ほんとですよね…』

高校最後の体育祭、しかも二人三脚。

こんなとびっきり沖田に近づけるチャンス滅多にないのに…。

「とにかく優勝目指して頑張ってね、応援してるわ」

『はいッ!』

笑顔でミツバさんに返事をするとアナウンスが流れた

「只今の競技、1位はZ組!」

さすが神楽ちゃんだ!
でも…

『神楽ちゃん隣の走者のパンまで食べちゃダメでしょ』

「運動したらお腹空いてきてそれでー」

「言い訳してんじゃねー!」

そう言って神楽ちゃんの頭を叩く銀八先生

「まぁいい、優勝すればこっちのもんだ」

いや思いっきりルール違反してますけど!?

「プログラム2番二人三脚です」

あ、私だ!

「オイ吉野、行くぜ」

『うん!』

土方に呼ばれ召集場所へ向かった
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