第13章 体育祭ハプニング
「まぁ、あれだヨ。女の子は恋して傷ついて泣いて、強くなってそうして大人になっていく生き物アル。それで最後に笑って過ごせたらそれ上々な人生アル!!オマエ次第だから諦めんなヨ」
『神楽ちゃん…』
「ええ。私たちはいつだって桜ちゃんの味方よ」
『妙ちゃん…うん。ありがとう!私、妙ちゃんと神楽ちゃんと友達で本当に良かった!』
そう言うと二人は私の頭を優しく撫でてくれた
こんな良い人達に出会えて私は幸せ者だ。
「けどあっついアルな!」
「本当ね、喉が乾くわ」
「桜、ジュース買って来てヨ」
え。
『な、何で私が…』
「いーじゃん、もうこっから出るのめんどくさいアル。買って来いヨ」
「あ、じゃあ私もお願いするわ」
ちょっとおおお!
さっきまでの感動返せェェエエ!!
3分以内に買って来いと言われたので、私は全力で自販機に向かった