第2章 修学旅行で嵐の予感!?
神様…これは夢なんでしょうか。
だってそうでしょう、私が…
私が沖田の隣の席なんて!!
『夢みたいっ!!』
「吉野うるせぇぞー」
『あ、ごめんなさい』
そんなこと言われたってこれが騒がずにいられるわけない!
修学旅行の飛行機の座席をクジで決めたところ…なんと!
私が沖田の隣の席に!!
もうこれはあなたと沖田は結ばれると天から言われたようなもんじゃないか!!
そんな感じで一人騒いでいると銀八先生が言った
「えー、たまとキャサリン、山崎と新八、ヅラとゴリラ、マダオとハム子、おりょうと花子、ヘドロくんは大きいので一人、土方君と神楽、沖田君と吉野、お妙と九兵衛、そしてぇ…」
「先生と私よっ!」
言いながらさっちゃんは思いっきり銀八先生に抱きついた
「つーことに…なった。んじゃあ明日こーゆうことで、今日は解散!!」
そう言った後銀八先生は「オイ、誰か席かわってくれー」と言いながら教室を出ていった
私はすぐ様沖田のもとへ駆け寄る
当の本人は貼り出された座席表を見て机に項垂れていた。
『沖田、席隣だね。よろしく!』
沖田は私の顔を見るなり顔を引き攣らせた
『やっぱり私たち運命の赤い糸で結ばれてるのねー!』
「………。」
何の反応もない沖田。
きっと照れてるんだ。
私はもう一度沖田に「よろしくね」と言って教室を出た
明日のためにしっかり準備しなくっちゃ!
ー きっといい思い出になる ー
「くそ銀八ィ…余計なことしやがらァ」
「あーあ」
「!」
「せっかくいい席なのにマヨが隣アルかー…姉御とか桜の隣が良かったネ」
「オイ、チャイナ」
「!」