第2章 修学旅行で嵐の予感!?
修学旅行当日
「いいかお前らー!今日は待ちに待った修学旅行だ!行き先は北海道!思う存分ハメ外して行けー!!」
銀八先生は今日だけはいつものだるそうな喋り方とは違い、何だか生き生きとしていた
だけどそんな先生の服装はアロハTシャツにズボン、サングラスに浮き輪…
「「先生はどこ行く気ですかー」」
みんなは口を揃えて言った
先生も楽しみで仕方なかったんだなぁ。
実はそんなこと言ってる私ももう楽しみで楽しみで仕方ない!
だって飛行機ではずっと沖田の隣にいられるんだもん!!
私は飛行機に乗る前にもう一度手鏡をチェックする
髪型変じゃないよね?大丈夫だよね?
昨日買った青いリボンを横結びした髪に結ぶ
よし、完璧だ!!
『沖田おはよー!』
勢いよく乗り込み沖田が座ってるであろう席へと向かった………はずだったのに
『…え』
「よぉ……」
私の隣の席に座っていたのは沖田じゃなく…
土方だった
『…な、なんで!?沖田は!?』
私がパニックになっていると土方は少し申し訳なさそうに言った
「じ、実はな…」
※土方回想
昨日の放課後
「チャイナ」
「?」
「明日の飛行機の席、俺と交換しねぇかィ?」
「何でアルか?」
「俺前の方の席って気分悪くなりやすいんでさァ…それにほらお前、吉野となりたかったんだろィ?かわってやるぜ」
沖田の言葉に神楽は一瞬考える。
しかし
「でも私、今の席は居心地良さそうだから気に入ってるし別にいいアル」
そんな時教室に土方が入ってきた。
「あ?総悟、お前まだ残ってやがったのか」
「あ、そうだ。こいつに頼めばいいネ」
「?」
神楽は土方に事情を話す
「ふざけんな!!何で俺がんなめんどくせぇこと…」
「帰りマヨネーズ奢りまさァ」
「…。」