第1章 目覚め
…取り乱した。すまない。
つまりは、明日受験なのにそれに対する知識が全くもってない自分に対して馬鹿だと、阿呆だと言ってるのだ。
全く最悪な時期だよ。
「雄英高校…」
取り敢えず何も知らずに居るのは宜しくない為、検索をかけると尋常ではない程の情報量が流れ込んできた。
何この高校…怖っ。
え、倍率高い、、、まず倍率って何か分かんないけど。
一応記憶はあるから自分が誰でどんな友達が居て、とか云う情報はちゃんと存在する。
…なんで僕勉強してないの…?
模試と云われる試験の結果がファイリングしてあったから確認する。
S判定、、、S判定???!
あとさあとさ、よくよく予定表を見てみたら、
推薦入試だった件について。