第4章 USJ
数日後───
屋外での対戦があってからはや数日。
あの対戦は正直思い出す気にもなれないよ。
人数的に僕が一人余って、オールマイトが何か言ってたけどフル無視(したつもりは無い)状態だったらしくて、気が付いたらみんなボロボロだった。
オールマイトが涙を流していた理由は知らない。
そして、敦と芥川は一悶着を起こしたらしく、職員室に連行されていた気がする。
あとから話を聞いたけど何も教えてくれなかった。僕悲しい。
でも二人が何故かスッキリした表情をしていたから悪いことは起きなかったんだと思う。
また僕の監督行不届きで反省文追加は解せぬ。
非常に不愉快だった。
さて、今日は学級委員とやらを決めるらしい。あと、午後にヒーロー基礎学の何かがある。バスに乗るんだってさ。わくわくさんだね!
朝からマスコミに絡まれて大変だったよ。
「誠人、此奴ら蹴散らしていいか」
「駄目だよ、焦凍。そんな事をしたら僕たちが怒られる。だって、非力で何も考えられない阿呆に危害を加えたことになるから、ねぇ?」
焦凍と僕がちょっと睨んだらブンヤさん達は大人しくしてくれた。ありがとう。