第3章 いざ、雄英高校へ
あー、今日も空が綺麗だ。今日は満月だろうか?
月が綺麗であるとより一層嬉しいのだが。
「…さん、東条さん」
「呼んだ、?」
「体力テストだそうです。次が貴方の番だ」
うわー、何も聞いていなかった、、、
相澤先生の顔が怖い。非常に怖い。絶対後で怒られる。
「東条、お前そろそろ」
「すいまっせーん。いや〜空が綺麗だなァとか思ってたら僕の番が来てただなんて〜」
「…いいから早く位置に着け」
「種目はなんだい?」
「俺は先生だ。使うのは勿論敬語だろうが。見て分かれ」
疲れた顔をしてる担任。
どーしたのー?どこか悪いの?しんどい?辛い?
あっ、僕の所為じゃないよね〜!!
「短距離走ってわけか」
「はよしろはよ。あと話聞け」
フランシスの能力も便利だけどお金が減るからどうしようか、
「異能力 神ノ知恵」
完全犯罪ってね。
「記録 4.3秒」
ちょいと細工をしたわけだ。足がつかない細工をね。何も犯罪を犯さなければならない訳では無い。自らの罪の意識も大切だよ。
「遅いなァ。身体的能力も上げるべきだったか」
きっと、担任の個性である抹消も僕には効かない。
僕のは個性じゃなくて、異能力だから。
僕の異能力を消すことが出来るのはこの世でたった一人しか居ない。