第3章 いざ、雄英高校へ
「ん〜??君は…」
「誰?」
「知らん。僕に聞くな」
「あははっ。面白いメガネだね〜。国木田くんが好きそうだ」
つい眼鏡に釣られて彼のを取り外してしまった。
その瞬間彼は固まって動かなくなったけど、もしかしてこれが本体だった?
「多分違うと思いますよ東条さん」
「じゃあ戻してみるか」
カチャリ
「君は!!初対面の人に!!何時も!!そうやっているのか!?」
動き出した。
「やっぱり本体じゃないか」
「…此奴如きに貴方の時間を割くのは合理的じゃない」
「なっ」
「まァそう云ってやるな、芥川」
「然し、」
「はぁっ、」
「あのー、この人、力尽きたみたいですよ」
あまり人を木の棒でつつくでないよ、敦くん。
木の棒が可哀想だ。
燃え尽きた彼はきちんと埋葬してあげなければならないしね!
あ、墓石の下に入れるだけで十分か。もう燃えてるから。