第1章 一晩中…と、言えば。
「…………せんだみつおゲーム。」
「は?」
その日、仕事が終わって何時も通り翔くんの部屋へ行くと
おいらの顔をみるなり、翔くんが拗ねたように口を尖らせながら言った
「………せんだみつおゲーム、ずっとやってたの、一晩中。」
「はあ?………ああ。(苦笑)」
いきなり何の話だろうって思ったんだけど、停止されているテレビの画面を見て納得した
「録画してたんだ、この前の相葉ちゃんの番組」
おいらは言いながら、拗ねた顔でソファーに体育座りしている翔くんの隣に腰かけた
「……智くんは、録画しないんだろうけど
俺は(智くんの出演番組は)漏れなく録画(&編集して永久保存)してますから。」
不貞腐れた顔でテレビの電源を切る翔くん
もう、可愛いったらない。(笑)
おいらは、そんな翔くんの何時もより余計に撫でっている肩に頭を乗せて、ちょっと甘えた声を出した
「俺だってするよ?
ドラマとか映画の録画はしないけど、翔くんが出てるバラエティー番組とか、
ZEROとか。」(←キャスターな翔くんが大好きなさとち(笑))
「ふぅ~ん。/////」(←めっちゃ嬉しい(笑))
翔くんの出ているバラエティー番組(とZERO(笑))だけは録画していると聞いて
翔くんの顔がだらしなく緩む
(…ほんと、可愛いなぁ、翔くんってば…
…もう、食べちゃいたいくらい(笑))
「………」
(…よし、食べちゃろう。)←え?
おいらはソファーから降りて
必死ににやける顔をなんとか難しい顔にしようとしている翔くんの立てられた膝に手を置いた