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五条君に恋に落ちるお話【R18】

第2章 training






かぐらの部屋に到着すると、ベッドに棘をゆっくり下ろして布団をかける。

寝ていると本当にただの幼い男の子だな

静かに笑って棘を撫でる彼女を横目に、ベッドに腰掛けるように床に座る。



「傑、ありがとう」

『どういたしまして』



ふわりと笑って私を覗く彼女も私の隣に腰を下ろす。

腕に触れる彼女の肩に少し胸が締めつけられるが、気付かないフリをして息を吐いた。

これはマズいな

そう自身の気持ちを封印しようとするが、彼女の方からビニールを触る音がして横を向けば、お菓子の袋を開けようと頑張っているようだった。



『ははっ、貸して』

「わっ、一瞬で開いちゃった!ありがとう!」



2人きりの時にそんな可愛い顔を見せないで欲しい。

諦めがつかなくなる。

開いたスナック菓子を彼女渡すと床に横になり、彼女の太腿に頭を乗せた。
びくりと揺れた彼女のことは無視して目を閉じると、片手で両目を覆う。

たまにでいいから彼女を貸して欲しいと思うのは、狂っているだろうか…


『明日から私と悟は任務でしばらく高専を離れるから、無理はしないようにね』

「ふふっ…寝ながら言われてもなぁ」

『それは確かに。…少しだけ寝かせてくれ』

「大丈夫だけど…床痛くない?棘の横でもいいんだよ?」

『ここじゃないと駄目なんだ』



そう言うと、少しの間があって頭を撫でられる。

頭を撫でられるなんていつぶりだろうか

心地良い感覚に全身の力を抜いて、近くにあったもう一方の彼女の手を掴むと、また彼女の身体がびくりと揺れる。

寝ぼけてると思われてるならそれでいい
それでいいんだ…




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