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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第4章 告白と返事




ーーーーここから先は、私が五条くんと電話をしている間に起きた知らない出来事。


この時の夏油くんの気持ちを知るのは、もっと、ずっとーーーー。











帰っていく寧々ちゃんを教室から1人見送る。


「否定もしなかったけど、振られたようなものだね」


私の告白は悟の言葉こそ借りたけれど、あながち嘘ではなかったんだが。


もしも自分の言葉で伝えてしまえば、引っ込みがつかなくなってしまっていた。


「まだ友人を優先できるほどの気持ちで良かったよ。本気で寧々ちゃんに惚れていたら、身を滅ぼしていたかもしれないね」


自分の気持ちが完全な恋心に育つ前で良かった。


恋情まで育ち切らなくて本当に良かった。


私にとって悟という親友を慮れる状況で良かった。


だって私達は最強だから。


最強同士がいがみ合うなんてことは、あってはならないだろう?


「いっそ…」


眼中にないとハッキリと振ってくれていたら、わだかまりはなかったのだろうか。


それとも…気持ちを、心を込めて自分の言葉で伝えていたら、何かが変わったのだろうか。


「甘い期待は止そう」


明日も授業があるんだ、切り替えなくてはね。


悟に「おめでとう」とだけメールを送って、私も教室を後にした。


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