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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第2章 馬鹿と告白と初デート




「や…めて、も、う、ーーっ、………!」


目が覚めると私は実家の水無月家ではなく高専の寮にいた。


そうだ、この春から呪術高専の一年生になったんだった。


入学から一か月が経とうとしているのに、実家にいた時の夢を見て…


「あ…、また涙が出てる…」


体に染みついた恐怖を忘れられるはずもなく、夢見の悪い朝を過ごす。


夢…分かっているのに、全身が震えて動悸が収まらない。


誰かに相談できていたら、何か違ったのかも…。


誰にも言えないまま抱えたトラウマは、今日も私を支配する。


いつかあの忌々しい水無月家に復讐する。


その気持ちでトラウマをなんとか塗り潰して、変わらぬ学校生活を送る。


学校なんて楽しくもなんともない、ただ強くなって、力を手に入れる為だけの復讐のステップに過ぎない。


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