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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第3章 任務と楽しい思い出




一度目を伏せて再度五条くんを見ると、その目は爛々と輝いていた。


「心配だから部屋までついてっていいのか!?」


「ううん、五条くんが悪いと思うなら今すぐ帰って」


「寧々の部屋にか!?」


「五条くんの部屋に」


意気消沈した様子の五条くんは


「寧々、大好きだよ。俺は…な…」


捨て台詞を残してトボトボと男子寮に帰って行った。


良かった、これ以上一緒にいたら身がもたない。


五条くんに抱えられたときから、ずっとおかしいの。


おかしいのが直らないの。


また、またなの。


胸の鼓動が鳴り止まない。


ずっとドキドキしっぱなし。


こんなにもいつまでも続くなんてありえない。


「…っ」


五条くんの腕に抱かれた…そのことを思い出すと余計に騒めく。


「今日も楽しかったわよ、私はね…っ」


呪霊の討伐に当たって怪我をしておいて、こんなことを思うなんて、私も不謹慎なのね。


五条くんが同じ事を思っているかは分からないけれど、何でもない日にはできない。


私の中で「楽しい思い出」がまた一つ、増えてしまった。


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