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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第3章 任務と楽しい思い出




安堵から顔が綻んだのは、否定しようがない。


「ごめんな寧々、全部片付けてきたから帰ろう」


「五条くんは悪くない…私が…っ」


立ち上がろうにも足に力が入らない。


産まれたての子ヤギみたいに足をプルプルさせ、なんとか体勢を立て直そうとする私に


「本当にごめん、今だけは…俺に触れさせて」


地べたにうずくまる私に合わせた目線。


五条くんはサングラスの奥で、優しく困ったように笑っていた。


「嫌に決まってるでしょ…っ、なにす…っ!?」


優しい困り顔から一転、真剣な眼差しに切り替わった五条くんに体が抱き寄せられる。


「触らないでっ!!」


「無理、今だけは大人しく抱かれてろ」


ふわっと羽のように体が軽々と浮いて、五条くんの胸板にそっと頭が触れる。


「…っ!下ろして!」


「ダメだ、歩けないんだろ。俺が車まで連れてってやるからじっとしてろよ」


「離して!!」


「だーかーら、大人しくしろって。暴れるお姫様なんて聞いたことねぇよ」


もがいて逃げ出そうにも、不自由な足に加え、五条くんがガッチリ抱え込んでいるせいで敵わない。


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