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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第2章 馬鹿と告白と初デート




分からないことが多過ぎる。


この前まで中学生だった自分には難しいことばかりで、頭がおかしくなりそう。


「でも…」


五条くんもこの前までは中学生だったのに、私をリードして楽しませてくれた。


「楽しませてくれた…?」


水族館で綺麗な生き物を見て癒されたのも、夜道を会話しながら歩いたのも


「五条くんって…?」


不思議なことの連続。


思い出す顔はちょっとだけカッコよく見えた。


「頭、大丈夫?私…」


胸がモヤモヤするのにドッドッとこだまして、チグハグな感情が頭を支配して。


「変な気持ち…直らないな」


軌道修正できないままのモヤモヤを抱えたまま、倒れるようにベッドに寝転んだ。


目を閉じると頭の中に浮かぶのは五条くん…って、やっぱり変、どうかしてる。


「水族館の余韻がまだ残ってるだけ…」


落とし前のつかない感情は、小さい頃に経験できなかったことの埋め合わせ…ということにする。


明日になってもこの気持ちに整理がつかなかったら、もう一度考え直してみよう。


今日はなんだか、この浮ついた気分のまま寝てしまいたいの。


だってとても「楽しい思い出」だったから。


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